胸郭①

胸郭とは?

胸郭: 胸部の外郭を形成する部分。 12対の肋骨,12個の胸椎、胸骨からなる。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より

このように肩の動きを考えていく上で、胸郭は切っても切り離せない関係になっています!

前回までは肩関節の解剖、病態をまとめました!
その中で、肩甲骨の話を少し出しましたが、肩関節の中に・・・

肩甲胸郭関節

というがあります。

肩甲胸郭関節

そもそも肩関節として定義されていますので、肩の動きに関連してそうな感じですよね!
さらに胸郭は頚部、上肢(手)と骨盤をつないでいる部位になりますので、脊柱を介して胸郭に連鎖を引き起こし運動を波及させ、体幹をコントロールする運動を行います。胸郭には直接的、間接的に関与する筋の活動により、肋骨の変位が生じる。そしてこの肋骨の変位は胸椎の位置を変化させ、脊柱全体にその運動を波及させます。

上記のように胸郭は姿勢調整にかなりの割合で関与してそうな感じが出てきました!

胸郭のアライメント

安静位での胸郭のアライメントはいわゆる教科書や論文、インターネット等で使われる図のように左右対称ということはありません。いろいろな疾患を持っている方、健常といわれる状態の方でも左右は確実に*非対称になります。この*非対称性をリハビリを実施することで左右対象に近づけていくことが目標となります。その際の呼吸変化や、痛みの状態、歩行動作等が左右対象になりどう変化していくかも大切な評価となります。

胸郭の凹凸

上図のようなうねりがあることが圧倒的に多いです。健常といわれる状態でもうねりが認められ、呼吸器疾患やそれ以外にも肩痛、腰部痛等がある場合はうねりが大きくなります。リハビリの目的としては上図のような状態を左右対象にしていくことが目的になります。

評価としては胸骨を触診して、検者の手を横に沿わして上部胸郭の凹凸を確認します。次に最下肋骨を確認し、手を横にそわせて下部胸郭の凹凸を確認します。

ちょっとわかりにくいですが、このように手を私はあててます
弊社職員深呼吸時の胸郭。右側の方が動いています。

このように深呼吸するだけでも左右差があります。これは弊社スタッフですが、健常な状態でもこのように若干の左右差が生まれます。

次回はこれらの動きに左右差がなくなるにはどうしたらいいか、そのような原因で左右差がでるのかをまとめます!今回は評価を記載しました!